命びろい、、、銀行強盗事件

夏も終りそうな涼しい風が吹くある日、私は駅前の銀行にヤボ用があり、びっけを ベビ―カ―に乗せアパ―トをでました。でも銀行目前でびっけはなぜかグズり始 めました。『どうしたの?銀行に行きたくないの?』『うぎ〜!!』、、、『じゃ、 銀行は後回しにして、街はずれの“日本の橋”までお散歩しようか?パン買って お池のガ〜コ達(=あひる)に餌をあげようか?』びっけ、にっこり、、。そんなわ けで、私達は駅前の銀行を横切ってさらにゆっくり徒歩で20分先のス―パ―でパ ンを買い、それから“日本の橋”のほとりの池に集まる鳥たちのところへやって 来ました。びっけはおおはしゃぎでパンを鳥たちに与えていましたが、やがてけ たたましいパトカ―のサイレンがあちこちから聞こえてきました。『何かあった のかな?』あれよあれよという間にパトカ―は十数台にのぼり、駅の方へ走って いきました。父親ゆずりの野次馬根性丸出しの私の血は騒ぎまくり!『えらいこっ ちゃ〜、こりゃ、どエライ事件でっせ、ダンナ!!』とびっけに言うとわたしゃ ベビ―カ―にびっけを突っ込み、大急ぎで駅まで突進しました。途中『ご迷惑お かけしてどうもすんません、警察の指示が出るまで電車は運休します。』なんて いうアナウンスが駅から聞こえてきたっ!『わあ、何があったの!?』駅に着い てその辺の通行人に聞こうとしたけど、その瞬間、駅前の銀行前にパトカ―がた くさん止まっているのが目に入りました。銀行強盗事件でした。なんと、私達が 池に行かずに銀行に入っていたら事件に巻きこまれるところだったのを、びっけ がグズってくれたためにその場を免れたのです。前回の殺人事件の時といい、びっ けのおかげでまた助かりました。さて、犯人ですが、覆面を被りピストルのよう な凶器を持って銀行員を脅しましたが、金庫にはちょびっとしかお金がありませ ん。犯人はそのちょびっとのお金をワシ掴みにして外に出て、なんと覆面を脱い で自転車に乗って逃走したそうです。なんというマヌケな犯人なのでしょう!? どうも素人くさい犯行のようですが、それでも未だ犯人はつかまっていません、、 わはは、、、、。