
W3 ワンダ―スリ― ![]() この作品は、それ程思い入れがあったわけじゃなかったんだ。星光一というおっさ んが中途半端なキャラだったし、地球を生かすか滅ぼすかっていう重大なテ―マ を背負った宇宙人が、地球の悪と闘う正義のヒ―ロ―になっちゃって、最初の任 務はどうしたんだって思ったし。 ところが、ワンダ―スリ―放映開始から10年たった頃、原作者の手塚治虫が意外 なエピソ―ドを語ったのよ。わたしゃ激怒したぁ!ワンダ―スリ―のボッコの原 型は宇宙少年ソランのチャッピ―にパクられてたんだって!それで、急きょ内容 を変更して創った作品だったんで、どうもしっくりいかないところがあったらし いの。以下は、手塚先生の“今だから話せるウラ話”です。 (略)僕たちは、あわてて会議をして“ナンバ―7”の内容を変えました。題は同 じですが、007みたいなカッコイイ活劇調の映画にしたのです。勿論、活劇ば かりではユ―モアも、人間らしさもありませんから、僕たちはすばらしい脇役を 考え出したのです。それは、ボッコという名前のリスです。 ボッコは、頭からツ ノがはえていて、テレパシ―で話し、体がボ―っと光っていて、空を飛び、姿を 消すことができ、いつもは星光一(ナンバ―7)の肩にいて、自分からは決して 戦いません。 こう書いていると、みなさんはなにか思い当たりませんか?そう、 あの宇宙少年ソランに出てくるチャッピ―とまったく同じです。勿論、ナンバ― 7の企画がでたとこはソランの噂など、全然聞いていませんでした。ですから、 こうしてナンバ―7の制作が始まってしばらくたったある日、TBSテレビで始まる 新しいテレビ映画の内容を知った僕たちはそれこそ飛び上がって驚いたのです。 チャッピ―とボッコとは、偶然というにはあまりにも似すぎていました。きっと誰 かがナンバ―7のお話を盗んだか、盗んだのではないにしても噂を聞いて、それ を使ったとしか考えられませんでした。僕たちは、また涙をのんでナンバ―7の 企画を変えました。なぜなら、同じような作品が2つもテレビにのるなんて、どっ ちにとっても損だと知っていたからです。 こうしてナンバ―7がワンダ―3になり ました。リスのボッコはウサギになり、ほかにカモオとウマをつけたし、真一少 年を考え出しました。星光一だけがナンバ―7のときの名残りです。ですから映 画でも、光一と3匹のつながりが、どうもしっくりとはいきません。(以下略) これだけでも“うっき〜〜っ、腹立つ!”のに、さらにムゴイ話が続いて私はすっ かり“アンチ・ソラン”になってしまったよ! |
![]() ![]() 左が正統派(ナンバ―7のボッコ)、右がイカサマのチャッピ―ざんす! “そっくり”という領域を越えた見事なパクリ、、、恥を知れ〜! |